第21回 日本乳癌学会 学術総会 浜松番外地 非公式サイト

学会参加入門

  •  はじめに

  • 乳癌学会 学術総会は、毎年6月の終わり頃、1年に1回開催されています。

    乳癌学会の理事長は帝京大学の池田先生ですが、別に毎年学術総会ごとに学会長が選出され、
    学会長の先生を中心に学術総会が開かれます。

    今年の第21回 学会長は浜松オンコロジーセンターの渡辺亨先生で、実行委員長は浜松医大の小倉先生。その他、浜松市にある医療機関を中心に20人程度の実行委員が組織され、約1年半の準備をかけて本番を迎えます。

    去年は、西村先生を学会長に熊本で開催され、一昨年は大内先生が学会長で仙台で開催されました。来年は野口眞三郎先生が大阪にて開催されるそうです。

    学術総会参加に条件は必要ないですが、参加費用として会員の医師だと15,000円、会員の医師以外だと10,000円非会員の医師以外の医療従事者だと15,000円程度が必要となりますので、是非、この機会に入会されるのも、ありだと思うのです。乳癌学会への入会に関しては、コチラ → 日本乳癌学会公式サイト ちなみに、患者さんは10,000円となり、非会員の医師・一般・企業の方は20,000円となります。


  •  第21回 日本乳癌学会 学術総会の特徴

  • これは学会長の渡辺先生が公式サイトへ掲載されていますが、あえて挙げるとすると、会場が約3箇所に集約されていること、看護師さんの発表する場や勉強する場がふんだんに確保されていること、会期が3日に延びた、等です。

    注目すべき変化を挙げるとすると、今まではポスターの前に立って発表していたポスター発表が、
    似たような演題を集めてレビューワーの方が発表されるようになったり、29日の午後にオピニオンリーダー達がパネルディスカッションを行うコンセンサス会議が初めて開催されたり、患者セミナーが初めて学会主催で開催されて、今回の学会のまとめを学ぶことが出来たりします。


  •  学術総会って、どんな所なの?

  • 一言でいうと、勉強をする場です。

    講義を聴いたり、発表を聞いたり、質問をしたりしますが、基本的には座っているだけで学べてしまいます。しかも、ランチョンセミナーやモーニングセミナーではご飯が付いてきます。モーニングセミナーは開催前に会場へ到着すれば、入口で資料とお弁当を配布しているので受け取って席で食べます。
    ランチョンセミナーについては、チケット制である場合が多く、朝7:30頃から会場にある機械で入場券を配布していることが多いので、事前に入場券を受け取り、時間になったら会場へ行くと、お弁当を受け取り、入場できます。その他、企業や患者団体のブースや発表のポスターが掲示してありますので、地図を参考に色々見て回ることをお勧めいたします。


  •  学術総会では、何をどうすれば良いの?

  • 1. 受付を行います。
    会場入口にて、機械で参加費用を払うと、機械から領収書兼ネームカードが出てきます。
    そのカードに、近くの机にあるマジックを使って”所属””名前”を記載します。ゆうなれば、所属は「 ○○病院 外科 」とかですし、名前はフルネームで記載します。所属は、あれば記載すれば良いですし、なければ記載しなくても問題ありません。そして首から下げるタグも配布されていますので、ネームカードを折ってタグに入れ、学術総会参加中はずっと首から下げておいてください。


    2. どこに行こう?
    去年までは学会抄録集と呼ばれる分厚い案内冊子が学会員へ配布されたり、会場内で販売されたりしていて、それに学会会場の案内から日程表、発表の要旨などが記載されているので、えっちらおっちら持ち運ぶ姿が見られました。
    しかしながら今年からは、この学会抄録集が制作されなくなり、ipadやiphone、スマホにてデジタル抄録集のアプリを使うこととなりましたので、事前にダウンロードしておいて会場や発表の事前チェックをなされると良いと思います。ただ、今まで配布していた学会抄録集廉価版的冊子は今年も配布されますので、アプリが使えない方でなくても必携書としてお持ち下さい。


    3. 会場へ行ってみよう。
    前述しましたが、学術総会会場内では必ずネームカードを首から下げて分かるようにしてください。
    また、これは常識の問題ですが、携帯電話は電源を切るかマナーモードにする、カメラで撮影しない(著作権の問題もそうですし、カメラのシャッター音やフラッシュによるマナーの問題でもありますし、カメラで撮影するたびに腕が動いて周りの人が集中できない問題もあります)、 暗い部屋でおもむろに携帯電話やipad等を持ち上げると明るくて画面が良く見えないなどの注意点があります。

    これらの注意事項さえ守れば、怖いものは何もありません。
    是非、来て見て触って学んで、そして疑問があったら発表者へ質問してみて下さい。